「大東亜戦争を考へるマラソン演説会」終了のお知らせ

毎年八月十五日に渋谷駅頭で行つて来たマラソン演説会は、皇道日報に社名復元を期に終了させて頂きます。

二十五年間におよび酷暑に耐へ汗にまみれてマイクを握つて頂いた同憂同志の皆さま、街宣車を手配して頂いた同志、御手伝い頂いた同志に於かれましては、長い間本当にありがたう御座いました。篤く御礼申し上げます。

思ひ起こせば、マラソン演説会を始めた切つ掛けは、社会党(現社民党)が渋谷駅頭で「戦争を考える女たちのマラソン演説会」を行つてをり、「戦争反対」「反戦平和」といふ美辞麗句を国民に流布し、実にその陰では社会主義革命を目論んでゐた事に対する反対運動が切つ掛けでありました。

社会党は平成二年の参議院議員通常選挙では土井たか子人気の所謂「おたかさんブーム」を得て、自民党を過半数割れに追ひ込むといふ年でもあり、社会党の勢ひは先の民主党ブームと似てゐるものがありました。勢ひの付いた社会党のまやかしの平和論が国民に浸透する事を危惧し、社会党の宣伝車の横に宣伝車を並べ、「戦争を考える女たちのマラソン演説会」を捩り「大東亜戦争を考へるマラソン演説会」と銘打つて、大東亜戦争の正当性と真の平和論を訴へました。

その後、社会党は地に落ちて「戦争を考える女たちのマラソン演説会」も終了しましたが、平成五年に所謂「河野談話」が発表され、ここでも大東亜戦争の正当性と真の平和論を訴へなければならなかつたのです。

時は流れ、大東亜戦争の正当性が徐々にではあるが国民に浸透し、靖国神社や護国神社の存在意義も国民に広く周知されてきました。その中で、終戦の日のマラソン演説会ありきの運動から、日本人の本来あるべき姿である、靖国神社や護国神社の社頭での「静かなる祈り」に回帰することと致します。

今後は街頭での周知活動から、敬神尊王精神を深めるべく邁進して行く所存ですので、同憂同志の皆さまには今後とも御指導の程宜しくお願ひいたします。

皇道日報(旧防共新聞)