けふは米英両国ニ対スル宣戦ノ詔書発布の日より七十一年が経つた。
詔に忠なる皇軍兵士が戦に斃れ、祀られてゐるのが靖国神社であることは周知の如くであるが、
次期総理と目されてゐる安倍晋三が自衛隊を憲法改正したのち、国防軍に昇格すると公言して憚らない。
しかし自衛隊を国防軍にしたところで、戦時に斃れても靖国神社に祀られる事はない。
何故なら自衛隊にしろ国防軍にしろ「皇軍」ではないからである。
皇軍とは詔を大奉して戦に赴くのであり、総理の命で戦に赴くのは皇軍ではない。
よつて総理の命で戦死したる自衛隊もしくは国防軍の軍人は、靖国神社に祀られないのである。
現時の自衛隊員の中には、それを歯がゆい思いで国防の任にあたつてゐる士も多い事だらう。
彼らを犬死と呼ばせさせない為にも、日本の「軍」を国体に沿つたあるべき姿に戻し、殉国の兵士を靖国神社に祀られるやうにせねばならない。
磯