六十九年前の今日、ソヴイエトロシアは日ソ中立条約を一方的に破り、満州に大軍を投入し数多の同胞を虐殺し、最終的には南樺太及び千島列島のみならず北方四島を略奪した。
この日を「反ロデー」と銘打つて運動を展開した。
日本政府は安政二年二月七日に締結された日露通好条約の日を「北方領土の日」と制定してゐるが、その内容はウルツプ島以北をロシア領とした条約故に、所謂北方四島のみが日本領といふ事になる。
本来であれば、明治三十八年九月五日に締結されたポーツマス条約での領土が日本領でなければならない。
八月九日と言へば、長崎への原爆投下が注目されてゐるが、非戦闘国であつたロシアの蛮行を忘れてはならない。
因みに連合国と平和条約が締結されてゐないのは、領土紛争を抱へたロシアのみである。
磯和典