皇居宮殿東庭の参賀会場にて、 天皇皇后両陛下と皇室方のお出ましがあり、畏れ多くも スメラミコトの御竜顔を拝し、玉声を賜つた。
東日本大震災から三度目の冬が巡ってきましたが、放射能汚染によりかつて住んでいた地域に戻れずにいる人々や、仮設住宅で厳しい冬を過ごす人々など、年頭に当たり、被災者のことが改めて深く案じられます。
昨年も、多くの人々が様々な困難に直面し、苦労も多かったことと察していますが、新しく迎えたこの年に、国民皆が苦しい人々の荷を少しでも分かち持つ気持ちを失わず、助け合い、励まし合っていくとともに、世界の人々とも相携え、平和を求め、良き未来を築くために力を尽くしていくよう願っています。
雪の深くなる季節、屋根の雪下ろしの事故には十分に気を付けてください。
本年が、我が国の人々、そして世界の人々にとって幸せな年になることを祈ります。
新年の御製
あんずの里
赤き萼(がく)の反りつつ咲ける
白き花のあんず愛でつつ妹と歩みぬ
大山ロイヤルホテルにて
大山を果たてに望む窓近く
体かはしつついはつばめ飛ぶ
水俣を訪れて
患ひの元知れずして病みをりし
人らの苦しみいかばかりなりし
皇居にて 二首
年毎に東京の空暖かく
紅葉赤く暮れに残れり
被災地の冬の暮らしはいかならむ
陽の暖かき東京にゐて
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皇居参賀の後、靖国神社に詣でた。
※磯和典