六月一日に横浜を出発した時対協理事・同血新聞社の下山陽太氏は静岡・名古屋と東海道を通り、滋賀県彦根市、福井県各市を訪問。その後再度南下し紀伊半島を周り、大阪府を経由して七月一日現在兵庫県に入つた。(前回まで)
兵庫県を出発し、岡山県、広島県と山陽を通り本州最西端の山口県に入る。その後、関門海峡を渡り福岡県入りし、二十一日に最終目的地である熊本県へ無事到着した。この行程中も陣営の諸先生、諸先輩に篤い歓迎を受けた。
ふた月弱といふ日月は、日常の生活では矢のごとしに過ぎ去るが、自転車の遊学ともなれば一日一日が濃く深く辛くある事は想像に難しくない。またその只中で、陣営の篤き恩恵を受けた若き青年は一回りも二回りも大きくなつた事であらう。
※画像は岡山から熊本まで(順不同)