第一三三五詔 東京に遷都し正議直諫を求め給ふの詔(明治元年十月十七日)

※王政復古の大号令渙発百五十周年を迎へ明治元年の詔を謹み敬ひてここに記す。

東京に遷都し正議直諫を求め給ふの詔(明治元年十月十七日)

皇國一體,東西同視、朕、今東府に幸(みゆき)して、親しく內外の政を聽く。汝百官有司、

同心戮力(りくりょく)、 以て鴻業を翼けよ。凡そ事の得失可否は, 宜しく正議直諫して、、朕が心を啓沃(けいよく)すべし。 (原文は漢文なり)

※啓沃とは、臣が君に,正しいと信ずることを奏上すること