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【12/8】米英両国ニ対スル宣戦ノ詔書発布の日

海軍による真珠湾攻撃

今日は米英両国ニ対スル宣戦ノ詔書発布の日より七十六年が経つた。

詔に忠なる皇軍兵士が戦に斃れ、祀られてゐるのが靖国神社であることは周知の如くであるが、
近年、自衛隊を国防軍にするといふ憲法改正案が与党を中心に審議されてゐるが、名前こそ違けれど最高司令官は時の総理大臣に変はりはない。よつて戦闘員が有事の際にに斃れても靖国神社に祀られる事はないのである。
何故なら自衛隊にしろ国防軍にしろ「皇軍」ではないからである。

皇軍とは詔を奉戴して戦に赴くのであり、総理の命で戦に赴くのは皇軍ではない。

最近「保守」を名乗る者が賊軍も日本の為に斃れたのだから、「靖国神社に祀れ」といふ頓珍漢な意見が大手マスコミの紙面を汚してゐるが、靖国神社は「詔を奉戴して斃れた皇軍およびそれに準ずるもの祀る」とはつきりしてゐる。読者諸氏は靖国神社の基本を歪めた愚見に惑はされてはならない。

現時の自衛隊員の中には、それを歯がゆい思いで国防の任にあたつてゐる士も多い事だらう。有事の際には彼らを犬死と呼ばせさせない為にも、日本の「軍」を国体に沿つたあるべき姿に戻し、殉国の兵士を靖国神社に祀られるやうにせねばならない。


『米英両国ニ対スル宣戦ノ詔書』

天佑ヲ保有シ万世一系ノ皇祚ヲ践メル大日本帝国天皇ハ昭ニ忠誠勇 武ナル汝有衆ニ示ス

朕茲ニ米国及英国ニ対シテ戦ヲ宣ス朕カ陸海将兵ハ全力ヲ奮テ交戦 ニ従事シ朕カ百僚有司ハ励精職務ヲ奉行シ朕カ衆庶ハ各々其ノ本分 ヲ尽シ億兆一心国家ノ総力ヲ挙ケテ征戦ノ目的ヲ達成スルニ遺算ナ カラムコトヲ期セヨ

抑々東亜ノ安定ヲ確保シ以テ世界ノ平和ニ寄与スルハ丕顕ナル皇祖 考丕承ナル皇考ノ作述セル遠猷ニシテ朕カ拳々措カサル所而シテ列 国トノ交誼ヲ篤クシ万邦共栄ノ楽ヲ偕ニスルハ之亦帝国カ常ニ国交 ノ要義ト為ス所ナリ今ヤ不幸ニシテ米英両国ト釁端ヲ開クニ至ル洵 ニ已ムヲ得サルモノアリ豈朕カ志ナラムヤ

中華民国政府曩ニ帝国ノ真意ヲ解セス濫ニ事ヲ構ヘテ東亜ノ平和ヲ 攪乱シ遂ニ帝国ヲシテ干戈ヲ執ルニ至ラシメ茲ニ四年有余ヲ経タリ 幸ニ国民政府更新スルアリ帝国ハ之ト善隣ノ誼ヲ結ヒ相提携スルニ 至レルモ重慶ニ残存スル政権ハ米英ノ庇蔭ヲ恃ミテ兄弟尚未タ牆ニ 相鬩クヲ悛メス

米英両国ハ残存政権ヲ支援シテ東亜ノ禍乱ヲ助長シ平和ノ美名ニ匿 レテ東洋制覇ノ非望ヲ逞ウセムトス剰ヘ与国ヲ誘ヒ帝国ノ周辺ニ於 テ武備ヲ増強シテ我ニ挑戦シ更ニ帝国ノ平和的通商ニ有ラユル妨害 ヲ与ヘ遂ニ経済断交ヲ敢テシ帝国ノ生存ニ重大ナル脅威ヲ加フ

朕ハ政府ヲシテ事態ヲ平和ノ裡ニ回復セシメムトシ隠忍久シキニ弥 リタルモ彼ハ毫モ交譲ノ精神ナク徒ニ時局ノ解決ヲ遷延セシメテ此 ノ間却ツテ益々経済上軍事上ノ脅威ヲ増大シ以テ我ヲ屈従セシメム トス

斯ノ如クニシテ推移セムカ東亜安定ニ関スル帝国積年ノ努力ハ悉ク 水泡ニ帰シ帝国ノ存立亦正ニ危殆ニ瀕セリ事既ニ此ニ至ル帝国ハ 今ヤ自存自衛ノ為蹶然起ツテ一切ノ障礙ヲ破砕スルノ外ナキナリ

皇祖皇宗ノ神霊上ニ在リ朕ハ汝有衆ノ忠誠勇武ニ信倚シ祖宗ノ遺業 ヲ恢弘シ速ニ禍根ヲ芟除シテ東亜永遠ノ平和ヲ確立シ以テ帝国ノ光 栄ヲ保全セムコトヲ期ス

(御名御璽)
<読み下し文>

天佑(てんゆう)を保有し、万世一系の皇祚(こうそ)を践(ふ )める大日本帝国天皇は、昭(あきらか)に忠誠勇武なる汝、有衆 (ゆうしゅう)に示す。

朕(ちん)、茲(ここ)に米国及び英国に対して戦(たたかい) を宣す。朕が陸海将兵は、全力を奮って交戦に従事し、朕が百僚有 司(ひゃくりょうゆうし)は、励精職務を奉行(ほうこう)し、朕 が衆庶(しゅうしょ)は、各々(おのおの)其(そ)の本分を尽し 、億兆一心にして国家の総力を挙げて、征戦の目的を達成するに遺 算(いさん)なからむことを期せよ。

抑々(そもそも)、東亜の安定を確保し、以って世界の平和に寄 与するは、丕顕(ひけん)なる皇祖考(こうそこう)、丕承(ひし ょう)なる皇考(こうこう)の作述(さくじゅつ)せる遠猷(えん ゆう)にして、朕が拳々(けんけん)措(お)かざる所。

而(しか)して列国との交誼(こうぎ)を篤くし、万邦共栄の楽 (たのしみ)を偕(とも)にするは、之亦(これまた)、帝国が、 常に国交の要義と為す所なり。今や、不幸にして米英両国と釁端( きんたん)を開くに至る。洵(まこと)に已(や)むを得ざるもの あり。豈(あに)、朕が志(こころざし)ならんや。

中華民国政府、曩(さき)に帝国の真意を解せず、濫(みだり) に事を構えて東亜の平和を攪乱(こうらん)し、遂(つい)に帝国 をして干戈(かんか)を執(と)るに至らしめ、茲(ここ)に四年 有余を経たり。幸(さいわい)に、国民政府、更新するあり。帝国 は之(これ)と善隣の誼(よしみ)を結び、相(あい)提携するに 至れるも、重慶に残存する政権は、米英の庇蔭(ひいん)を恃(た の)みて、兄弟(けいてい)尚(なお)未(いま)だ牆(かき) に相鬩(あいせめ)ぐを悛(あらた)めず。

米英両国は、残存政権を支援して、東亜の禍乱を助長し、平和の 美名に匿(かく)れて、東洋制覇の非望(ひぼう)を逞(たくまし )うせんとす。剰(あまつさ)え与国を誘い、帝国の周辺に於(お い)て、武備を増強して我に挑戦し、更に帝国の平和的通商に有( あ)らゆる妨害を与へ、遂に経済断交を敢(あえ)てし、帝国の生 存に重大なる脅威を加う。

朕は、政府をして事態を平和の裡(うち)に回復せしめんとし、 隠忍(いんにん)久しきに弥(わた)りたるも、彼は毫(ごう)も 交譲(こうじょう)の精神なく、徒(いたづら)に時局の解決を遷 延(せんえん)せしめて、此(こ)の間、却(かえ)って益々(ま すます)経済上、軍事上の脅威を増大し、以って我を屈従せしめん とす。

斯(かく)の如くにして、推移せんか。東亜安定に関する帝国積 年の努力は、悉(ことごと)く水泡に帰し、帝国の存立、亦(また こ)正に危殆(きたい)に瀕せり。事既(ことすで)に此(ここ) に至る帝国は、今や自存自衛の為、蹶然(けつぜん)起(た)って 、一切の障礙(しょうがい)を破砕するの外(ほか)なきなり。

皇祖皇宗の神霊、上(かみ)に在(あ)り、朕は、汝、有衆の忠 誠勇武に信倚(しんい)し、祖宗の遺業を恢弘(かいこう)し、速 (すみやか)に禍根を芟除(せんじょ)して、東亜永遠の平和を確 立し、以って帝国の光栄を保全せんことを期す。

(御名御璽)