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清原貞雄著「国学発達史」考七

第二章 近世国学の先駆

第二節 復古国学の先駆

徳川光圀

●従来の伝統を離れた新研究を示して、荷田春満等の真の先駆者となつたのは下河邊長流および契沖である。その保護者であつた水戸光圀および水戸学を考察しなければならぬ。

●所謂水戸学は光圀の起こしたもので、光圀の志は一に我国史を闡明し、我国体を明らかにするにある

●家康も日本書紀全部および東鑑の出版を実行してゐるのみならず、林道春、鵞峯父子に命じ、神代より 後陽成天皇慶長十六年に至る詳細なる歴史を編纂せしめた。

●山鹿素行の中朝事実武家事紀、徳川義直の類聚日本紀、林春斎の王代一覧など多数の国史書が出て、また当時の読書界に太平記が大流行したるが如き、皆此気運を示すものである。

※清原貞雄著「国学発達史」の文中から筆者が大事と思ふ所を抜き書きしたものである。