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第一三四八詔 国是諮詢し給へる詔(明治二年四月二十日)

※王政復古の大号令渙発百五十周年を迎へ明治以降の詔を謹み敬ひてここに記す。

第一三四八詔 国是諮詢し給へる詔

朕、嚮(サキ)ニ汝百官群臣ト五事(※五箇条の御誓文の御事)ヲ掲ケ、天地神明ニ質シ、綱紀ヲ皇張シ、億兆(万民の意)ヲ綏安スルヲ誓フ。然ルニ兵馬倉卒(戦のために多忙の意)未タ其績ヲ底サス。朕、夙夜(シユクヤ※朝晩)、上ハ以テ神明ニ畏レ、下ハ以テ億兆ニ慙(ハ)ツ。今ヤ乃チ親臨、汝百官群臣ヲ朝会(※御前に郡臣を御集めあそばされるの意)シ、大ニ施設スルノ方法ヲ諮詢(シジユン※上から下へ問ひ給ふの意)ス。是神州安危ノ決、今日ニ在リ。誠ニ宜ク腹心ヲ披キ、肺肝(ハイカン)ヲ表シ、可否ヲ献替スヘシ。朕、将ニ励精(レイセイ)竭力(チカラヲツクシ※力の及ぶ限り精を尽くすの意)、大ニ経始スル所アラントス。汝百官群臣、ソレ勗哉(ツトメヨヤ)。明治二年四月二十日