第一五九七詔 琉球藩を廢止するの勅諭(明治十二年三月八日)

琉球藩(りうきうはん)、舊(ひさ)シク王化(わうくわ)ニ服(ふく)シ、寔(まこと)ニ覆育(ふくいく)ノ德(とく)ニ賴(よ)ル。今(いま)乃(すなは)チ恩(おん)ヲ恃(たの)ミ嫌(けん)ヲ挾(さしはし)ミ、使命(しめい)ヲ恭(つつし)マス。是(これ)蓋(けだ)シ舟路(しうろ)遼遠(れうゑん)見聞(けんぶん)限(かぎり)アルノ致(いたす)ス所(ところ)、朕(ちん)一視(いつし)同仁(どうじん)、深(ふか)ク既往(きわう)ノ罪(つみ)ヲ譴(せ)メス。該藩(がいはん)ヲ廢(はい)シ、尚(しやう)泰(たい)ヲ東京(とうきやう)府(ふ)下(か)二移(うつ)シ、賜(たまふ)フニ第宅(ていたく)ヲ以(もつ)テシ、且(かつ)尚(しやう)健(けん)、尚(しやう)弼(ひつ)ヲ以(もつ)テ特(とく)ニ華族(くわぞく)二列(れつ)シ、俱(とも)ニ東京府(とうきやうふ)ノ貫屬(くわんぞく)タラシムへシ。所司(しゆし)奉行(ほうかう)セヨ。(「法規分類大全」)

承詔必謹