時対協有志は八月九日の「反ロシアの日」に合はせ、ロシア大使館に対し抗議文を投函した。
以下抗議文
我々一億三千萬 皇民にとつて八月九日は、蘇維埃聯邦が日蘇中立條約を一方的に破棄し、滿洲國及び皇土たる樺太・千島列島を蹂躙した、決して忘れる可からざる日である。
申すまでもなく貴國は蘇維埃聯邦の繼承國であり、当然のこと乍ら、其の遺產も相續してゐる。貴國は而して今尚、樺太・千島列島を不法占拠し、多くの 皇民を死なせた西比利亞抑留の謝罪を行つてゐない。蘇維埃聯邦と異名同體である貴國と眞の日露友好關係を築くにあたつて、幣會は露西聯邦ウラジーミル・ウラジーミロヴイチ・プーチン大統領閣下に對し、七十一年前の貴國先祖に依る背信裏切り行爲を徹底的に抗議し、且つ以下を要求する。
一、皇國固有の領土たる南樺太及び全千島の卽時一括無條件返還
二、西比利亞抑留に對する露西亞大統領の謝罪
ゆめ忘れるなかれ、右二條は啻にひとり弊會有志による要求に非ず、一億三千萬全日本人の總意であることを。